人手不足解消LINEの自力構築デメリット3選|外注編①

初めてこのブログに来られた方は、以下の基本情報を先に読む事をオススメします。

詳細「基本情報」

用語・リンク・LINEの機能など、このブログの記事を読む上での前提知識をまとめてあります。

本記事の立ち位置

以下の「まとめ記事」の一部について詳しく解説した「詳細記事」となっています。

参照(内部)「『人手不足解消LINE』を構築するための『設計案』とは?」←直接「LINEの自力構築」の箇所に飛べます

「人手不足解消LINE」を「(構築者に依頼せずに)自力で構築する」リスクについて解説します。

(人手不足解消LINE:このブログで紹介しているLINEについてはこのように表記)

こちらの「外注編」は他にもありますのでよろしければそちらもご覧下さい。

【初めに】人手不足解消LINEの構築はプロに外注!

LINE公式やLステップの操作自体は実はあまり難しくありません。

初心者でも1ヵ月ほど腰を据えて学習すれば、簡易的なLINEなら構築できるようになるでしょう。

そういう(簡易的な)LINEであれば「自力構築」してもいいかもしれません。

(なお「自力構築」はこのブログ独自の言い回しであり一般的な呼び方ではありません)

人手不足を解消したいなら自力構築はNG!

しかしこのブログで紹介しているLINEについては自力構築を全くオススメしていません。

人手不足問題を根本的に解決するには簡易的なLINEでは不十分だからです。

人手不足解消LINEを導入したい場合は、一定のスキルを有するプロの構築者に外注するようにしましょう。

☆反対なのはあくまで「人手不足解消LINE」の自力構築!

ここで一つ重要な点をお伝えしておきます。

私が自力構築に反対しているのは、あくまでこのブログで紹介している「人手不足解消LINE」のみです。

全てのLINE構築について言っているワケではないのでその点はご了承下さい。

自力構築へのスタンス

しかし決して「人手不足解消LINE以外は自力構築がオススメ」と言いたいワケではありません。

むしろ私は「自力構築のメリットはほとんどない」「ごく一部の例外を除いてLINE構築は外注すべき」という立場です。

時間・手間・費用・効果などの観点からも外注の方が遥かに優れていると考えています。

「人手不足解消LINE」の表記

「人手不足解消LINE」という表記は冗長なのでここから先は「LINE」とのみ記載する事にします。

この先の「LINE」は特に注意書きがない限り「(このブログで紹介している)人手不足解消LINE」を指すものとお考え下さい。

自力構築=従業員による構築

ちなみに自力構築とは事業者(店主や経営者)だけでなくそこで働く従業員さんによる構築も含まれます。

つまり自社の従業員に学習させてLINE構築を担当させる事も「自力構築」です。

この記事では(ある会社の)従業員さんがLINE構築を担うイメージで文章を作成しています。

(数十人規模の会社で3名ほどがLINE構築の担当者に指名されるイメージ)

指名された従業員については「担当者」と表記する事もあります。

本編の流れ

それでは本編に進んでいきますが、構成は非常にシンプルになっています。

「外注せずに自力でLINE構築した場合」のデメリットを3つ順番に紹介するだけです。

どの章でも最後に「外注した場合のメリット」について言及します。

担当者の肉体的・精神的負担が大きい|デメリット①

自力構築は(LINE構築の)担当者に多大な負担が掛かります。

しかも構築作業以外にも多くの付随業務が発生します。

人手不足を解消したいのにこれでは本末転倒です。

学習量がかなり多い

まず実際に構築する前にLINEについて一から勉強する必要があります。

簡易的なLINEでもキチンと構築するにはそれなりの学習量が必要です。

このブログで紹介しているLINEを構築して、実際に人手不足を解消するのであれば学習量はかなりのモノになるでしょう。

このように構築以外にも学習の負担が重くのしかかる事になります。

設計&ヒアリングの負担が特に大きい

LINEを構築する際の「設計」の負担も大きいと予想されます。

そして設計の際は社内業務の「ヒアリング」も欠かせません。

社内業務を十分に把握しておかなければ、どのようなLINEを構築すべきか決められないからです。

最初から社内業務を満遍なく把握している従業員は恐らく少数派でしょう。

そのため(外注時はもちろん)自力構築の際も、社内業務を十分に把握するためのヒアリングが必要になるハズです。

(正直言ってヒアリングの負担は外部の構築者とあまり変わらないと思います)

普段の業務と同時並行

もちろん(自力構築の場合)担当者はこれらの作業を普段の業務と同時並行でやる必要があります。

元から人手不足で苦しんでいる会社が、従業員にこれだけの負担を負わせるのは悪手以外の何物でもありません。

ここまでの過大な肉体的負担を負わされた担当者が、上手くLINEを構築して人手不足解消を成し遂げるなど不可能です。

下手をすると担当者に退職されて人手不足が更に悪化する可能性さえあります。

責任重大でプレッシャーが大きい

更に自力構築では精神的負担も大きくのしかかって来ます。

人手不足解消のための業務改善は仕事内容への影響が大きいです。

(業務改善:この章では業務効率化と労働環境改善の2つを合わせてこう呼ぶ事とします)

失敗したら社内業務全体に支障をきたす可能性もあるので責任重大と言えます。

そのため担当者は非常に大きなプレッシャーに苛まれるでしょう。

これでは担当者をやりたがる人すら出て来ないかもしれません。

☆外注メリット①:肉体的・精神的負担がほぼゼロに

しかしプロの構築者に外注すればこれらのデメリットはゼロです。

ヒアリング・設計・構築はもちろん全て構築者がやってくれます。

社内の負担は(ヒアリング時の回答など)ごく一部で済むでしょう。

もちろん従業員さんが精神的プレッシャーに苛まれる事もありません。

「デメリット①」については以上となります。

社内の人間関係に束縛される|デメリット②

自力構築の担当者はどうしても社内の人間関係に縛られてしまいます。

前章でも述べましたが、業務改善はその会社の仕事内容への影響が大きいです。

そのためミスを恐れた担当者が十分に業務改善できなくなる可能性も高いでしょう。

社内の人間である以上ミスやトラブルを避けたい

そもそも社内の人間は(転職しない限りは)今後もずっとその会社にいるワケです。

そのためミスをして社内業務に支障をきたす事は避けたいに決まっています。

(失敗すればその後ずっと針のムシロになりかねない)

そう考えると上司や同僚との衝突は避けたいため、担当者が彼らの顔色をうかがって委縮してしまう可能性は高いでしょう。

そうなると業務改善の効果が期待できなくなります。

業務改善を望まない社員の存在

業務改善が必ずしも全従業員に歓迎されるとは限りません。

中には新しい仕事のやり方を嫌って(非効率な)今の仕事に固執する人もいるでしょう。

(ベテランほどそういう人が多いイメージ)

必要な仕事が減れば「自分の仕事がなくなる!」と文句を言う人も出て来るハズです。

そういう状況下では担当者がベテラン社員らに忖度してしまい、思い切った業務改善ができなくなる可能性があります。

人間関係に束縛されて計画が頓挫

このように社内の人間にLINE構築を担当させると、人間関係に縛られて十分に業務改善ができなくなるリスクが高まるというワケです。

たとえ担当者に十分な構築スキルがあってもこれでは人手不足解消の効果は見込めないでしょう。

結果的に(LINE構築による)人手不足解消計画が骨抜きになって頓挫する可能性が高いです。

☆外注メリット②:構築者は外部の人間なのでしがらみゼロ

一方構築者は外部の人間なので社内の人間関係に縛られずに済みます。

しかも社長や役員のお墨付きとも言えるので、非効率な業務に対して遠慮なく指摘できるハズです。

社内の人間と密に付き合う事もないので、客観的な立場から遠慮なく業務改善に着手できるでしょう。

「デメリット②」については以上となります。

コストが過大になりやすい|デメリット③

経営者の中には「構築コストを抑えたい」と言う理由で自力構築をしようとする人もいるかもしれません。

しかしLINE構築は外注の方がコストを抑えやすいと私は考えています。

むしろ下手に自力構築をしようとすると余計なコストが掛かってしまう可能性が高いです。

「給料」と言う形でコストは発生

当たり前の話ですが自力構築は無料ではありません。

担当者(従業員さん)が業務時間内に進めるため「給料」と言う形でコストはしっかり発生しています。

そして時間が掛かれば担当者の労働時間が増えるためコスト(給料)が膨らみます。

自力構築は時間が掛かる=構築コストが膨らみやすい

自力構築では基本的に初心者が一から学習してLINEを構築する事になるので、確実に時間が掛かるハズです。

しかもLINE構築を学習する時間もコストに含まれます。

結果的に多額のコスト(給料)が発生する事は避けられません。

しかも人手不足で苦しんでいる会社なら担当者は残業して学習や構築する事になるでしょう。

残業代は割高になるのが普通なので、これでは更にコストが膨らみ続けます。

(成功率も低いのでそのコストが丸ごとムダになる可能性もあります)

☆業務時間外にやらせるのは最悪!

言うまでもありませんがLINEの学習や構築を業務時間外にやらせるのは論外です。

(もちろんサービス残業でやらせるのも言語道断)

退職されるどころか労働基準法違反で訴えられる可能性すらあります。

絶対にやらないで下さい。

☆外注メリット③:成果報酬なのでコストは不変

外注する場合は基本的に構築コストが膨らみません。

なぜなら構築者に支払うのは「成果報酬」であるケースがほとんどだからです。

(もちろん私も成果報酬でLINE構築を請け負っています)

そのため構築に掛かる時間に関係なく「契約時に決めた金額」のみが構築コストになります。

これなら多少時間が掛かってもコストが膨らむ事はないので結果的に支出が抑えられます。

(成果報酬かどうかは契約内容によって決まるため、契約時に「成果報酬で構築して欲しい」と言っておいた方がベター)

高く付いてもケチるべきではない

そもそも仮に外注の方が高額になる場合でも自力構築はオススメできません。

デメリット①②から分かるように、失敗する確率が高いからです。

当たり前の話ですが安く済んでも効果が出なければ何の意味もありません。

人手不足という重要な問題の解消に多少の金銭をケチるのはナンセンスと言えるでしょう。

デメリットの紹介については以上となります。

まとめ&補足

人手不足解消LINEの自力構築はデメリットだらけです。

(簡易的なLINEの構築など)一部の例外を除いて自力構築は全くオススメできません。

①担当する従業員に過大な負担を掛けてしまう(肉体的にも精神的にも)

②社内の人間関係に縛られるため十分な効果が期待できない

③担当者の人件費が膨らむため結果的に割高になりやすい

特に①のデメリットが大き過ぎます。

人手不足を解消したい会社はLINE導入前の時点で既に余裕がないハズです。

この状況で更に従業員の負担を増やすなど悪手でしかありません。

人手不足解消LINEは基本的にいずれも「(自力構築してもいいレベルの)簡易的なLINE」には該当しません。

そのため(LINEを導入して)人手不足を根本から解消したい場合は、一定の「構築スキル」を持つ構築者に外注するようにしましょう。

【補足①】外注なら意思決定が格段にラク

ちなみに自力構築をする際は経営層の意思決定も面倒です。

「誰を担当者にするか」「いつまでに何をするか」「どの仕事をどのように効率化するか」

これらの事を逐一決めなければなりません。

しかもこういった専門性の高い意思決定は、その分野の知識やノウハウがなければ的外れになりがちです。

自力構築では最初の経営層の意思決定でつまずいてしまう可能性があります。

しかし外注なら「構築者を誰にするか」だけで済みます。

専門的な意思決定は全て構築者に丸投げできるので意思決定のプロセスが非常にラクになります。

この点もまた外注のメリットと言えるでしょう。

【補足②】学習段階でのつまずき

ちなみにこの記事で紹介したデメリットはいずれも「従業員さんが構築スキルをキチンと習得できた」前提に立った場合のモノです。

しかし実際は構築スキルをキチンと習得できる事は少ないと考えています。

そもそもLINEの自力構築は(構築段階のみならず)「学習段階」にも多くのデメリットを内包しています。

ここについては長くなるので別記事で詳しく解説する事にします。

詳細「LINEを自力構築するための学習が無意味な理由2選|外注編②」

これで自力構築のデメリットに関する説明を終わります。

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